卒業式までのコマツ･･･。
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2000年10月―12月の分解日記

3月21日

　卒業式のときの写真が出来た。目が半開きの写真､無気味な笑いがしっかりと捉えられている写真などおよそ晴れの門出を写したとは言い難いものばかりが出来上がっていた。目が半開き写真は何度見ても笑える。笑えるのがまさに自分のこの顔なのかと思うとなお笑える。

3月20日

　母れいこが静岡に戻るので､送りに行った。こだまの自由席にのろうとして、順番を待っていたら中国語をしゃべる観光客の集団がやってきて列を全く無視して扉にわらわらと群がったので､れい子は別の扉に歩いていった。

3月19日

　とうとう卒業してしまった。卒業式よりも､卒業したら就職が待っていると思うと､どきどきして卒業式どころではなくなってしまった。朝から袴の着付けに行って疲労困憊だった。着付けのおばさんに「和田明子よりも大きいん？」と聞かれた。おそらく､私の方が大きいだろう。卒業式の間､帯が苦しくて呼吸困難に陥りそうだった。だらだらと学校に残っていたために、先生に王将で食べさせてもらうことができた。が､しかし死ぬほど帯がきつくてろくに食べれなかった。慣れないことはするものではない。

3月18日

　とうとう明日は卒業式。

３月１６日

　「陸ガメ」は果たして「おかがめ」なのか「りくがめ」なのかで妹ともめた。おかがめだと主張した私の旗色は悪かった。いろいろ調べたけど､よくわからなかった。うちのミドリガメをじっと見ていたら変な模様が怖くなってきてしまった。はちゅうるいだからねえ。今日も交差点のど真ん中で原付でこけた。スリリングな体験だった。真っ先に妹に借りていた上着の無事が気になった。上着が無傷で何よりだった。もちろん､本人も無傷。

３月１５日

　おばあちゃん二人とうちの家族（除く弟）で卒業祝いに釜飯を食べに行った。おばあちゃんに｢お金がたまったら帰っておいで｣といわれた。果たして貯まるのか！？次週ご期待・・・。予定は未定・・・。ふふふ。おばあちゃん気長に待っててね。

３月１３日

　再び実家に戻った。今回は飲み会翌日で鈍行列車だったので本当につらかった。しかし２３００円で帰れるかと思うと我慢のし甲斐もあるけど大人になったら新幹線に乗りたい。

３月１２日

　昨日餞別にもらったミルキーで銀歯が取れた。びっくりしてミルキーに銀歯が付いたまま歯医者に電話したけど､歯医者的にはいつものことだったようで冷静に対応された。もう少しいっしょに驚いて欲しかった。夜はバイトの飲み会兼送別会だった。会の終わりにピンク系統の花束をもらった。まさかそんなものをもらえると思わなかったので､かなりうれしかった。飲み会で一番盛り上がったのは､｢お客さん言い間違い集｣だった。シフォンケーキ→シンフォニーとか、パイコルネ→パイこねるとか、スイートマロン→スイートろまんとか。もうそんな言い間違いを聞いてこっそり笑うこともできない。

３月１１日

　今日でバイトが最後だった。なんだかしみじみしてしまって､思わず制服をいただいてきた。エプロンは妹Yにあげよう。気に入ってたから。キャプテンに「いつでも待ってるから｣といわれた。店長には「また制服持って遊びに来ぃ」といわれた。同じでかでか仲間のAさん（女､１７３センチ）には「仕事と両立しましょうよう」といわれた。名残惜しんでいるのではなく､いじめだ。

３月１０日

　もう一回｢なごり雪｣を歌ったら､また雪が降った。バイトでそのことを話したらYッシー（１９歳）に｢いまどきそんな歌歌う若者いないよ｣といわれた。そうは言っても春は｢なごり雪｣だろう。

３月８日

　いるかの「なごり雪」を歌うと、本当に雪が降ってきた。さすがなごり雪は降るときを知っている。春は来てないけど。

３月５日

　今日は福井に日帰りボードに行ってきた。ものすごーく吹雪いていた。ゴーグルを買えないかわいそうな私は､顔を覆いながら滑ってみた。雪がばちばちと音を立てて顔にあたった。最初にリフトに乗ろうとしたとき､うっかり手すりに腰掛けたために右ふくらはぎにリフトのパイプが思い切りあたった。無理やり滑ったら､５メートル先がやっと見えるくらいになったので､滑るのをあきらめた。挙句に左足首を軸に一回転&脳天ワンバウンドの大転倒をやらかしてみた。でも､一番のダメージは最初のリフトふくらはぎ打ちだった。きほんがなってない、というよりお話になってない。

３月３日

　卒業確定。とうとう学生ではなくなってしまうかと思うと寂しい。学生さんはお金が無い。しかし、新入社員さんだってお金は無いのだ。よけいにさみしくなった。

３月２日

　青春１８切符で大阪に戻った。トイレに行くのを我慢したら､４時間５０分で着いた。なかなか満足。しかし､年々鈍行列車のたびがつらくなってくる。とし？

２月２８日

　弟Yの誕生日だったので､ホワイトデーコーナーでプラスチック製のきょろちゃんお菓子入りを妹Yと買った。中のお菓子は奪った。そして初めて原付に乗った。うっかりふかしたために車体はあぜ道に落ち､アスファルトでひざを打った。ものすごく派手な青たんができた。派手な割には無事だったので､とりあえず笑ってみた。千鳥格子手袋（３年もの､穴あき）がぼろぼろになってしまった。３年ものの癖に今年はやりの千鳥格子だったから気に入ってたのになあ。

2月19日

　コーヒーを飲もうとして､カップを置いてインスタントの粉を入れたら､カップにあいているはずの穴があいていなかった｡カップが逆さだった｡そんな自分にちょっと驚いた｡

2月16日

　バイトから戻ったら､昨日持ち去られた不要品のキーボードが元の位置に置いてあった｡持ち去った人はこれが本当に不要品だったことをしっかりと悟ったらしい｡しかも､ちゃんと粗大ゴミの日に間に合ったので､めでたしめでたしである。

2月15日

　あさっては､月に一度の大型粗大ゴミの日｡明日は忙しいので､今日中に音が所々出なくなったキーボードを捨てることにした｡捨てる前に「さらばピアノよ｣と、途中までの｢別れの曲｣を弾いて､キーボードとの別れを惜しんだ｡音が飛び飛びで､何の曲だか弾いている本人にも時々良くわからなかった｡吹田市の掟にしたがって「不要品」と大きく書いた紙を張ってアパートのごみ捨て場に置いて来た｡そのあと､街へ出かけた｡インスタントくじを2枚買って，初めて当たった｡ 100円と1000円だった｡今までの宝くじ人生を思うと､うれしい｡気を大きくして､阪神百貨店のエメラルドカードを作った｡タイガースのポケットティッシュをくれた｡そうこうして､家に帰ると､置いてある筈のキーボードがなくなっていた｡本当に不要品だったのに､持ち去った人に悪いなあと思った｡持ち去った人があさってまでに自分の過ちに気付いて､正しい方法で不要品に出してくれると良いなあ､と思う｡不法投棄は止めてほしい｡

２月７日

　台北から帰ってきた｡たらふく食って､大満足だった｡一生懸命ミルクティーを頼んだのに､２杯もただの紅茶が来たのはつらかった。地元のおしゃれっぽい感じの四川料理の店に行って､トイレに入ったら壁に２X1.5メートルくらいのレッドホットチリペッパーズの、大事なところだけを靴下で隠したなかなか破廉恥なポスターが掛かっていた｡女子トイレに男の半裸のポスターもどうかと思った｡落ち着かなかった｡これも「おしゃれ」なのだろうか。台湾式｡べつにレッチリが悪いわけじゃあないんだけどね｡

2月4日

　ビートルズが流れていて､ふと考えた｡ジョークで「カブトムシたち」とか XXズというバンド名を訳したりするけど､それよりもよっぽどまじめに意訳した「カブトムシ組」の方が面白いのではないだろうか｡しかし､そんなことを突然誰かに話しても流されるかおかしいものでも見るような目で見られるかのどちらかだから､あえて誰にも言わなかった｡

2月1日

　早朝ボードから帰ってきた｡最高に筋肉痛｡すべり具合は、相変わらず超へた。尤も、今年は誰にも衝突せずに帰ってきた｡良いことだ｡去年は超初心者スキーヤーにぶつかってそのこの板をはずしてしまった｡謝ったけど、無視された｡怒っていたに違いない｡北志賀竜王に行って、「白馬」と書いたフレームのプリクラを撮って帰ってきた｡ジパング号は広くてよかった｡

1月29日

　コンタクトを買いに行った｡医者に「蓋にへばりついてたのを流しちゃったんですよ」と言ったら「まあええ方ちゃいますかぁ？この前なんて保存液無いからってお茶に漬けてきた子ぉおりましたもん。茶色―くなってて、びっくりしましたわ」といわれた。医者は上機嫌だった｡夜スノボに出発した｡いくらなんでも当分コンタクトはなくせないので、使い捨てを持っていった｡

１月27日

　バイトに行こうとコンタクトを入れようとした。ケースのふたを開けたら、蓋がころころと台所のシンクに落ちていった｡あれまあ、と思い蓋を拾ってすばやく水洗いして、あらためてコンタクトを入れようとしたら、なんと保存液に使っているはずのコンタクト（右）が無いではないか｡蓋の裏にへばりついていたのに気づかずに水に流してしまったのだ｡ということに気づいてあわててシンクの中を探したが見つからない｡もう流れていってしまった後だった｡がくぜんぼうぜん。気を取り直して家を出てチャリにのろうとしたら、見当たらない｡あなやいみじ、と思ったけれど、記憶をよくよくほじくってみたら３日前に駅に置いたまま放置してきていたことを思い出した｡駅まで１５分の道のりを走った走った｡チャリ無事発見｡息を切らすもバイトに間に合った｡

1月23日

　今日は一日大掃除だった｡片っ端からごみを捨ててみた｡いくらでも沸いて出てくるごみに辟易してみた｡この部屋のキャパのすごさにも驚いた｡ここまでいらないものを溜めておけるなんて、すごすぎ｡今日は｢いらない服の仕分け｣と｢本当のごみのごみ捨て｣で終わった｡これから、「粗大ゴミを捨てる」｢本の処分、仕分け」などなどが待ち構えている｡どうなることやら。

1月22日

　今日は妹Yの誕生日｡

1月14日

　一ヶ月ぶりの日記｡この一ヶ月は卒論におわれる日々だったのかと見せかけて、寒いから何もしたくなかっただけ｡頭も凍る日々｡水を汲もうとボウルを手に取ったつもりがざるで、貴重な水道水がじゃあじゃあとザルの目を通り過ぎて排水溝に流れていった｡私の頭もザル｡この一ヶ月にやったことは、1、卒業論文｡一番大変だったのは、プリントアウトと、ひも閉じよう穴あけだった｡あ、今地震｡最近よく横山が揺れる｡そして２、金勘定｡お金ないし、引越しするかしないか、考えるだけで夜はふけてゆく｡結局横山に住むことにした｡来年一年延長で住みたいと言いに行ったら大家の横山おじいちゃんは、セメントをこねながら二つ返事でおっけーしてくれた｡そして今年も元旦下痢嘔吐＆発熱｡今年もご馳走にありつけなかった｡呪いでもかけられているのかもね｡去年は弟Yと一緒に風邪で、今年は妹Yと仲良く寝込んだ｡麗しききょうだい愛｡風邪のくせにノンアルコール食事はやわらかめでテンション高めに遊んでいたら、三が日終わってへろへろになってしまった｡遊びすぎといわれた｡
兎にも角にも今年もよろしく｡

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